内定承諾率が30パーセントから最高で70パーセント台に!候補者の心を動かした採用改革の裏側

株式会社エーピーコミュニケーションズ

  • 業種IT・インターネット
  • 従業員数300〜500人

企業独自の生成AIやデータ分析基盤の導入を中心に、事業ニーズに応じたソリューションを提供する株式会社エーピーコミュニケーションズは、採用活動における内定承諾率の低迷と選考プロセスの属人化に課題を抱えていました。そこで、RekMAを活用して候補者体験の向上と採用オペレーションの標準化を実施していただきました。

今回は、取締役 iTOC事業部責任者の吉田周さん(以下、吉田さん)、Talent Acquisition部 部長の小山清和さん(以下、小山さん)、Talent Acquisition部 中途採用担当の首藤亜美さん(以下、首藤さん)、Talent Acquisition部 新卒採用担当の笘篠和馬さん(以下、笘篠さん)、iTOC事業部 EDT部 GMの平林雄太さん(以下、平林さん)、そしてRekMAを通じて入社されたiTOC事業部 EDT部の清水和也さん(以下、清水さん)にお話を伺い、RekMA活用方法と、導入によって得られた成果について詳しくご紹介します。

吉田 周(取締役 iTOC事業部 責任者)
小山 清和(Talent Acquisition部 部長)
首藤 亜美(Talent Acquisition部 中途採用担当)
笘篠 和馬(Talent Acquisition部 新卒採用担当)
平林 雄太(iTOC事業部 EDT部 GM)
清水 和也(iTOC事業部 EDT部 内定者)

導入前の課題
選んだ理由
導入後の成果・効果

RekMA 導入理由・背景

内定承諾率30パーセント台。画一的な対応からの脱却が急務だった。

──RekMA導入前には採用活動においてどのような課題があったのでしょうか?

小山さん:導入前は、職種によっては内定承諾率が30%台に留まり、選考途中での辞退も非常に多い状況でした。特に最も注力する必要がある経験者採用は歩留まりの悪さが顕著だったのです。その背景としては、候補者へのメッセージなどの各種対応がベルトコンベアのように画一的になっていたことが挙げられます。

また、対応が属人化するのではなく、仕組みによって誰もが質の高いアプローチができるようにする必要があると感じていました。こうした課題を採用チームだけで解決するには限界があり、新たな打ち手を検討していました。

吉田さん:当時は、私の気持ちや考えていることを言語化し、候補者の方へ直接伝える手段がありませんでした。もちろん、メンバーが個々に思いを伝えることはできます。しかし、会社として統一された熱意や誠意をしっかりと形にして届けられていない点に、大きな課題を感じていたんです。

属人化からの脱却。質の高い候補者体験を仕組みで実現する。

──なぜRekMAが課題解決の手段になると考えられたのでしょうか?

小山さん:RekMAは、候補者体験を向上させつつ採用担当者ごとの属人化を解消し、選考プロセスを標準化できる部分が素晴らしいなと感じて導入を決めました。

採用の数値目標達成は、事業モデルとして非常に重要な指標ですので、当時は早急に見直しが必要な状況だと認識していました。しかし、先ほどお伝えした候補者への対応が画一的になっていた理由から、採用担当者だけでは対応が難しい部分もありました。私自身、前職の会社が候補者体験の向上を非常に重要視していたこともあり、弊社でも採用活動における候補者体験の向上は重要であると理解していました。しかし、ゼロから仕組みを作り出すことには難しさを感じていたんです。

吉田さん:RekMAの、自身の思いや候補者への期待を言語化し、直接伝えられる点に魅力を感じました。これまで自身の考えを効果的に伝える手段は限られていたので、この仕組みが我々の課題解決に貢献すると判断しました。

笘篠さん:新卒採用においては、面接官が学生を評価したポイントやメッセージをそのまま学生に伝えられる点が重要だと考えています。RekMAを活用することで、会社としての熱意を学生にダイレクトに伝えられると感じました。

また、これまではオファーレターの質が担当者によってバラつきがあったのですが、RekMAを活用すれば、ハイクオリティなオファーレターを全担当者が作成できると感じたところも大きかったです。

RekMA 導入後の変化

内定承諾率が最大70パーセントへ向上!候補者の心を掴み、全社に広がる採用改革。

──RekMA導入後、採用チームのパフォーマンスはどのように変化しましたか?

小山さん:数値的な成果としては、職種によっては内定承諾率が30%台から最大70%程度まで向上しています。この成果がきっかけで、当初スポットで導入していた事業部も継続的に活用することとなり、現在では部分導入も含めてほぼ全ての事業部で、RekMAが活用されるようになりました。また、効果が出るにつれて事業部とのコミュニケーションが密になり、オファーレター作成のための事前準備もより丁寧に行われるように現在ではなっています。

ただ、導入当初は事業部側からも効果測定について懸念の声もありました。実際に効果を感じられるようになってきたのは、導入してから約3ヶ月後からです。しかし、定性的な部分でエージェントや候補者からのポジティブな反応は得られていたので、私に不安はありませんでした。

首藤さん:以前は、担当者によってオファーレターのクオリティにバラつきがありましたが、RekMA導入後は統一された高クオリティなオファーレターを皆が作成できるようになりました。また、会社資料なども挿入できるため、学生が会社説明会の内容を思い出しやすくなる効果も実感しています。

笘篠さん:新卒採用においては、これまでオファーレターのみを活用していましたが、面接官が学生を評価したポイントやメッセージをそのまま学生に伝えられるようになったことで、反応が大きく変わりました。学生からは『こんな素敵なオファーレターをもらったことがない』といった、非常にポジティブな声をいただいています。オファーレターを見て、最終的に入社を決めていただいた方もいて、大変助かっています。

平林さん:採用チームのパフォーマンスは、候補者の方へのアピール力と、面談準備の効率化という両面で大きく向上しました。

まず、オファーレターを受け取って入社された方からの反応が劇的に変わりました。笘篠からもありましたが、候補者から「こんなの初めてもらいました」「これを作るのは大変だったのではないですか」といった驚きの声をいただくことが非常に多いです。定型文ではない、自分宛に作られたという特別感が伝わることが、候補者の心に響いているのだと実感しています。

こうした質の高い候補者体験を支えているのが、業務の効率化です。特にオファー面談の準備時間は、以前はスライド作成などで30分〜1時間かかっていたものが、半分以下に短縮されました。デザインが整ったフォーマットに沿って話せるため、資料作成や構成を考える手間がなくなったことが大きいですね。
また、準備が効率化されたことで、面談の質も向上しました。以前はスライド操作などに気を取られがちでしたが、今は画面に表示したオファーレターを見ながらスムーズに会話ができるため、より候補者と向き合い、対話に集中できるようになったと感じています。

「あなたと働きたい」が伝わる!入社の決め手になったオファーレター

──実際にオファーレターをもらった側として、どのように思われたのかもお聞かせください。

清水さん:エーピーコミュニケーションズからのオファーレーターは、「私と一緒に働きたい」という気持ちが伝わってきました。

他社からもオファーレターはいただきましたが、ほとんどが給与などの条件面のみを記載したものでした。しかし、エーピーコミュニケーションズのオファーレターは、吉田さんや面接を担当いただいた平林さんからの熱いメッセージが込められており、『自分のどんな部分を評価して、何を期待してくださっているのか』がストレートに伝わりました。

あとは、配属先の詳細な内容まで記載されていたので、入社後のキャリアを鮮明にイメージできたのもよかったです。特に、私に期待されていることが期間ごとに明確に設定されていたので、自身の成長が会社の成長にどう繋がるのかが分かりやすかったです。

また、私はエージェントを利用して転職活動をしていたため、基本的に面接のフィードバックはメールで回答をもらう形でした。その点、オファーレターやステップレターの場合は、内容もさることながら、面接担当していただいていた平林さんのアイコン付きでメッセージをいただけるので、他社と違い好感度が高く、内容も素直に受け取ることができました。

RekMAへの今後の期待

採用の未来を共に創る!パートナーとしてRekMAに期待すること

──いちユーザーとして、RekMAには今後どのようなことを期待されますか?

平林さん:正直なところ、まだ使い始めたばかりで現状の機能には非常に満足しています。

そのうえで、今後の進化という点で期待することが2つあります。1つ目は、内定を辞退された候補者の方から、より具体的なフィードバックをいただける機能です。例えば、辞退の理由や、比較されていた他社のどういった点が優れていたのかなどを具体的にヒアリングし、我々が改善点として把握できると嬉しいですね。

2つ目は、内定承諾後から入社までの期間をフォローする機能です。承諾から入社まで期間が空くと、候補者の方が不安を感じてしまうこともあると思います。そういった不安を予見して、こちらに対応策を提示してくれたり、候補者の不安を払拭するようなアプローチを直接できたりする機能があれば、より候補者体験の向上に繋がると思います。

吉田さん:私も同様に、現時点でRekMAには十分に満足しています。その上で今後の進化に期待したいのは、これからの技術を担っていくような将来有望な人材に、さらにアプローチできるようになることです。そういった未来に向けた採用の仕組みを、ぜひ一緒に作り上げていけると嬉しいですね。

株式会社エーピーコミュニケーションズ

事業内容
システムインテグレーション事業、技術者派遣事業、研究開発事業、サービス開発事業
設立
1995年11月
企業サイト
https://www.ap-com.co.jp/

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